今日は由良早生みかんのご紹介をしていきます。
由良早生みかんとは、極早生種の中で最も美味しいみかんと言われています。
みかんにしては黄色く、丸いレモンの様ですが、糖度が高く甘いみかんです。
もくじ
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由良早生みかんの特徴
学名 Citrus unshiu
科名 ミカン科
樹高 2~3メートル
半耐寒性常緑低木
自家結実
開花時期 5月
収穫時期 10月
結果年数 3年ほど
育て方
栽培カレンダー
植え付け方
庭植え
ミカン類のなかでは耐寒性は強いほうです。
平均気温が15℃以上あり、最低気温がマイナス5℃以下にならない地域なら庭植えできます。
日当たり、水はけが良く、土層の深い有機質の多い肥えた場所に細根を広げて植え付けます。
植え穴を掘り、緩効性化成肥料と堆肥を混ぜたものを入れ、その上に肥料の入っていない土を入れ、根鉢を半分くらい落として接ぎ木部分が地面の上に出るように植え付け支柱を立てます。
鉢植え
水はけ、水持ちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば土はあまり選びません。赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土などを使用します。
8~10号鉢からスタートし、8号であれば2年後に、10号では3年後に植え替えます。
根鉢を崩さず、3月頃にひと回り大きな鉢に植え替えます。
家庭菜園で庭植えと言うのは現実的でないかもしれません。
鉢植えに植えて、鉢植えごとお庭に植えればあまり大きくならないのでお勧めです。
僕の場合は、鉢植えでの水耕栽培(溶液栽培)に挑戦してみます。
管理方法
庭植えの場合は特に必要ありませんが、特に乾燥する真夏は乾き具合を見て与えます。
鉢植えは鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れるくらいにたっぷり与えます。
成熟期はやや乾燥気味の方が実に光沢が出るうえに一層美味しくなります。
鉢植えを灌水(水を行き渡らせる)場合でも思った以上に水が入ります。
また、紅まどんなは、成熟期に敢えて水を断つことによって糖度を上げます。
果樹は思いの外水分を上げなくても大丈夫なので気楽に育てましょう。
追肥
毎年3月に有機質の配合肥料(窒素10、リン酸8、カリ6)を根回りにすき込みます。
若木は20センチ話して200~300㌘を目安に、成木は40センチ離して400~500㌘を目安に与えます。
また、10~11月ごろに花芽分化の促進、耐寒性を高めるために即効性の高い化成肥料を与えます。
地温が下がると肥料を吸収しなくなるため、11月中旬までには終わらせます。
鉢植えは植え付け一ヶ月後の4月に玉肥を3.4個配置します。
2年目以降は3月に5.6個に増やし、10月に2.3個配置します。
肥料などは、決まった分量あげなくてはならないものではありません、しかし肥料をあげないとあまり育たないのも事実です。個人的には有機肥料を大量にあげる方法を好んで行っています。
剪定
基本的には成長の止まっている冬に行います。
切りすぎたとしても、切ったほど良く枝が生えるので大丈夫です。
夏枝や、前年(前の収穫期)に実をならしてた枝には花芽がなりませんので、春に伸びて停止した春枝に良い花芽がつくので残します。
メインと成る枝を3本決めて、上に伸ばさずに横に広げるイメージで整えていきます。
摘果
摘果とは、果実を摘み取ることですが、せっかくなっている果実を取り除くのは家庭菜園家には一番抵抗のある作業だと思います。
しかし、美味しい果実を作り、木の負担を減らすためには、成る実を調整して、栄養分を行き渡らせることが大切です。
一つの果実に対して、葉っぱが20枚~25枚くらいに成るように随時実を落としていきます。
剪定や摘果ほど、分かりにくい物はないですね。僕自身も分からない事だらけですが、農大で学んだ事を活かして挑戦し、動画であげていきますのでよろしくおねがいします。
病気・害虫
7~9月にハダニ類がつくのでその時期に殺ダニ剤を木全体に散布します。また、春から夏にはアブラムシ、カミキリムシ、カイガラムシなどがつくので、殺虫剤を定期的に散布して防除します。
また、冬に葉っぱが白っぽくなったり、落葉したり、小枝が枯死することがあります。
これは寒害によるもので、剪定は控え、春に新芽が出てから切り返し剪定をします。
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記事をご覧いただきありがとうございます。
毎日の植物のお世話はしておりますが、記事の更新やSNSの更新はなかなか追いつきません。
ご覧になった植物のその後の様子は、インスタグラムに投稿しているものがリアルタイムに近いですが、それでも全ての品種は紹介できていませんので、気になる物はお気軽にお問い合わせ下さい。