農業ブログを立ち上げましたが、なかなか更新出来ない日々が続いておりますが、変わらず毎週講義には通っています。
メモは取っていますので、時間が出来たら、きちんと記事にしていこうと思っていますが、その時間も無いまま記憶だけが薄れていきます。
なので、本日はリアルタイムでそのまま記事化して更新します。
講義内容は、いたずらに公開すべきではありませんので、普遍的でネットなどで検索しても分かる情報を主にして再構成しています。
もくじ
日本の農林水産業の規模
日本の農業にみなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか?
多くの方が、後継者不足や、耕作放棄地の拡大、そして日本は輸入大国であり、あまり農業の未来は明るくないと思っているのではないかと思います。
その問いに生徒が挙手で答えましたが、1位~30位までは0人で、多くの方が31~40で挙手しました。実情はこんなだと思います。
国別の農業生産金額
日本の生産金額は、世界でも7位と、上位につけていますね。
では、なぜ日本が大量に輸入をしているから、他に食料が回らないとか、日本の農業生産は低いと言われるのでしょうか?
それは、以下の図を見てみましょう。
これを見てみますと、他の国は輸出入の金額がだいたい一致していますが、日本は輸出がほとんどなく、輸入の割合が圧倒的に多いことが分かりますね。
この事から、日本は農作物を自国でもきちんと作っているが、人口の多く自国消費しているので、農作物輸入大国と言われる所以が分かりますね。
農業の変遷
講義の資料によりますと
18世紀⇒ヨーロッパでの産業革命=技術革新⇒経済の工業化
19世紀後半⇒ヨーロッパの農業の就業人口が減る反面、新大陸で農業が展開される。北アメリカやオセアニア
20世紀⇒日本の農業人口が減少機に入った昭和25年頃
日本より20年遅れて⇒南アフリカが農業就業人口の減少金
さらに10年遅れて⇒韓国・マレーシア・ブラジルが減少
他の大部分の国々は、未だに農業就業人口の増加傾向にある
このようになっておりますので、世界的には農業就業人口は増えている事が分かります。
しかし、日本の農業従事者は減っているのは事実です。ではやはり、日本の農業の未来は暗いのでしょうか?
先進国の農業の人口扶養力で検索してみてください。皆様が思っているより日本の農業が遥かに優秀であることが分かります。
日本の農業は、面積が狭い分、一人当たりの生産量は良くないが、面積あたりの生産量は突出しています。
日本国内で県別の状況
では、県別の状況を見ていきましょう。
県別の農業生産量は
- 北海道
- 栃木県
- 千葉県
- 鹿児島
- 熊本県
愛媛は24番と、いまいちってところですね。
愛媛県と言えば、柑橘であるが・・・温州みかんやなどは和歌山に抜かれている。
しかし、天草、せとか。はるみ。はれひめ、等などでは1位になっている。
愛媛は養豚も盛んという事が分かりました。
我が国の農家の変遷
昭和36年にお米だけでは設けないから他の作物を作るようになり、野菜を作ってみると案外儲かった。
なので、野菜が主要になる農家が増えてきた。
米麦中心⇒米+野菜⇒野菜メイン⇒野菜に作物を絞る⇒6次化などの多角化
(複合化から単純化し、多角化・複合化していきました)
6次化というのは、農商工連携となります。
でも、少しづつ、敢えて人と人との面倒な関わりの場を作っていく、そしてネット大手の台東で、苦しめられる販売業者や運送業者様々な問題が浮き彫りになり、リアルなコミニュティーが再度見直されていると感じてます。
農業は、完全に人と人との繋がりが重視され、温かい信頼関係が必要な世界です。だから、今後の時代の潮流と農業はマッチしていくかも知れません。
構造改革の過程
現代の農業は、多様な方向に分化しながら構造改革の過程にあります。その改革は以下の4つの要素によって成り立ちます。
- 技術革新
- 製品革新
- 事業革新
- 組織革新
弁証法
先生は、弁証法を基礎として農業の発展をご説明されています。
とてもためになる理論なので、一度御覧ください。
経営とはなにか?
経営とは、金儲けでも何でもなく「あるべき姿を思い描き」どうすれば実現できるかといいう方法を考え取り組むこと。
- 自分が将来、どういう生き方をしようかという理想がある
- そういう生き方をするには、毎日どんなことをやればいいのかという実現の方法がある
- そして現実の今日から行動を起こす
夢や思い⇒形にする⇒行動する⇒評価
お金を多くもらう事は、それだけ社会に貢献していることです。
農大の講義を受けていて、農業のことばかりを勉強するわけではないという事を感じます。
とても有益です。
経営戦略について
①農業哲学
経営者は自分の哲学を持つ。
経営を考えるとき、まず自分のあり方が重要、経営とは土地や作目、機械といった物のあり方ではなく自分自身のあり方の問題。
先生は、親御さんがお亡くなりになった時に、農地経営に関して真剣に考え直したそうです。
親が引退する時に、親の農地を買い取る(ローン)そして、そのお金で親は老後生活する。
②ビジョン
経営ビジョンを考える
【農業哲学】⇒どうありたいか⇒【経営ビジョン】⇒何をすべきか⇒【経営戦略】⇒どう実現するか⇒【経営戦術】⇒【日々の経営活動】
先生自身の、第一次農業構造整備計画を拝見
- 最低限のスプリンクラー設置
- 伐採して、収量を落として作業効率アップ
- ハウスの鉄骨化
- 電動の潅水施設
- 物置ハウスの建設
※退職するまで持ちこたえるための最低限の処置
自営業者ならではの醍醐味が、自分の経営を計画し遂行し、達成したり出来なかったりするが、転換したりする事が出来ることです。
うまくいかないときもありますが、考えるだけでも楽しいものです。
③戦略体系
ここでは、実際の稲作経営農家さんや、バラ栽培農家さんの事例を紹介してもらいました。
どちらも経営ビジョンは、社会貢献や、従業員とともに夢を持てる経営をしたいということで、それぞれの経営戦略、経営戦術が紹介されています。
④意味情報
情報は
意味情報=個人によって解釈され造られたもの、アイデア、概念、考え方、評価
形式情報=音、光、数字などの符号による記号情報
戦略策定では、意味情報を活かす!
⑤情報組織
クラブ組織を作って情報収集
何でも、電話・・・いえ、電話すら敬遠され何でもラインで済ます時代、仕事は在宅でし、会議はスカイプ。
目の前にいる人は、どこの誰か分からなくても、ネット世界の友人の方が良く知り合っていたりもします。
けれど、やっぱいリアルコミュニティは大事です。ネットからリアルとコミュニティに発展させるのもいいですね。
農業に全く接点のない私にとって、ここでの出会いは貴重です。
修業までにまでに、もっと繋がりを増やしていきたいですね!!