農業大学校

【農業大学校講義】農業経営と戦略②

はじめに

本日もリアルタイムでそのまま記事化して更新します。

講義内容はいたずらに公開すべきではありませんので、普遍的でネットなどで検索しても分かる情報を主にして再構成しています。

ちなみに、当記事に書いてある事は、僕の意見であり、講義の中で先生が話されたことは分かるように分けております。

さ-っと書き込んでいますので、まとまりのない記事になっていることをご了承下さい。

本日は午前、午後の座学二本立てです。

バブルの時代は例外の時代であった

僕はバブルを知らない世代ですが、バブル真っ最中を生きた方々はこう仰っしゃります。

入社して1年で月給は二倍になって、本当にこんなので良いのかと思っていた

との事をよく話されます。

まずは、その様なことをお話されてからの始まりです。

歴史的に見た、日本農業の動き

  1. 明治から第二次世界大戦までの日本農業
    【富国強兵型】
    出来る限り農地を確保し、農業労働力を投入
  2. 第二次世界大戦から20世紀末まで
    【技術開発型】
    農機具を機械化し、生産量の拡大や品種改良など質を高める技術が農業を支えてきた
  3. 21世紀は技術革新に加えマーケティング、市場思考型へ
    【マーケティング主導型】
    自ら消費者に近づいていく、生産・流通・販売の一体化

午前中もICTの授業でしたが、やはり農業の世界ではIT化や6時産業化が必須とされているようです。
確かに、農業従事者の方がITリテラシーにおいては他業種に遅れを取っていることは否めませんので、これからの農業はITと融合して売り手としても強者になれるかどうかにもかかっているのかもしれません。

技術開発の悩み

先生曰く
「ある技術開発員の方が、技術を開発して収量が上がると、値が下がるんです。そうすると今度は農家の方の所得は上がらず拡大するしかなくなります。技術開発をしても、農家の方の役に立たないんだったらいったい何をしているんでしょう」
との悩みを打ち明けられ、その答えは持ち合わせていなかったようです。

僕もいつも思うのですが、日本の農業がどうして多くの場合補助金が必要かと言えば、一番の問題は消費者の問題とも言えます。消費者が安く買うから農家の方は儲からないのです、それも元を正せば、売り手の責任とも言えますが・・・
しかし、食は国民生活の根幹ですから、国民が安く食物を仕入れるための税金投入という考えを持てば良いのではないかと思うのです。

経営のベストミックス

先生は、経営のこう定義しています

経営管理=40%
マーケティング=40%
ものづくり=20%

僕は、まずは農作物を生産できる人間になるために農大に通っていますが、今思っているのは、いきなり第一次産業農家デビューは厳しい。ということです、農起業するのであれば最初からなにか複合的に始める必要性を感じております。

その辺りの感覚はものづくりの比率が低いことからも、時代には合っているのかもしれません。

マーケットから見た農業の形

  1. 先進的経営体
  2. 産地
  3. 地産地消

国家の運営で、外貨を獲得するという概念がありますが、県の運営ということではいかに県外からお金を運んでくるか・・・

そういう視点に立つと、圧倒的に②番になるそうです。

たしかにそのとおりですね。

1と2の方が目立ちPRされますが、県としては2を大切にしたいのですね。

直売所の売上ランキング

JA直売所 売上高10億超39店 所得向上に寄与 9割 本紙調査より

こちらを見てみますと、3位5位7位は愛媛と、全国的にも優秀である事が分かります。
元々、個人の農家のお小遣い稼ぎだったのが、なかなかうまく行かなかったので、農協が経営に乗り出した結果がこの様になっております。

非常に盛り上げがりを見せている直売所ですが、この先はどうなっていくのでしょうか??

直売所革命から流通革命へ

直売所はすでにオーバーフローの状態になってきているそうです。
そこで次なるルート探しが必要なのですが、いったいどこを開拓するのでしょうか・・・

先生によりますと、【地元の業務利用の開拓】の必要性を説いています。

それはつまり視野を広げて異業種の人と手を組む、地元というマーケットを開拓していく。

具体的には10キロ圏内の飲食店などがターゲットになるようです。

【売る】ことだけに縛られず【流通】に目を向けると良いのではないかとのことです。

スモールビジネスを目指す

【できるだけ頑張る】の発想を捨てる

○「むり」=働き手はどうしても能力以上の(耕作)面積をする
○「むら」=管理が疎かになる
○「むだ」=作ったものが完全に売り切れない

※極意は!!
最小限度の面積で、丁寧に丁寧に、余った時間で工夫改善を(豊かな時間を過ごす)

市場戦略

顧客

ドラッガー曰く「経営の目的は顧客の想像である」
生産したもの全てが売れる時代は終わった。
今日では、売れるものを作ることが基本課題。

売れるものを作るのが難しい

先生
先生
紅まどんなが1キロ320円で売れないときどうしますか??

500グラム160円にすると売れだした!!

売れるものを作るのも大事だけど、売り方も大事。

競争力

次に売る商品を考えます。

  1. 夏場の青物の提供(ネバネバと健康)
    ツルムラサキ、オクラ
  2. 温暖化と健康
    アボガド・パパイヤ・ポポ
  3. 食べごろと品度と消費者心理
    「走り」「旬」「名残」どの時期に売るか??

時間と速度

早く簡単に安心して実現出来る商品
例・カット野菜や鍋セット

市場戦略

先生
先生
我々農業従事者が一番取り組んで来なかったのがこの分野です

と仰っていました。非常に大事な部分なのですね。