家庭菜園で果樹を育てる。基本的に収穫までに5年かかりますのでちょっと気が長い話になりますね。
特に若い方で家庭菜園で果樹を育てようと思えば、20代中盤の方だと、30歳になってようやく収穫となります。とっても長い。
でも、プロ農家のようにいっぱい収穫して儲ける必要のない家庭菜園の場合、あまり木を大きく育てなくても良いですし、数本の木だけに労力を注げますのでもっと早く収穫できる事が可能です。
僕は、水耕栽培で葡萄、カシス、ミラクルフルーツを育て、来年からは葡萄とブルーベリーも水耕栽培に移行します。すべて家庭菜園なので鉢植えです。
その中で【桃】は商業用としても非常に優秀で、早ければ2年で収穫を迎えます。また、花が咲いてから収穫までの期間も短く家庭菜園でも育てやすいですね、そしてなにより桜の時期に桜に負けない綺麗な色の花を咲かせてくれます。
お家の庭には、色んなシンボルツリーが選ばれます。果樹は、実がなる分手間もかかりますし、管理も難しいです。でも、お庭のシンボルツリーが桃で、毎年綺麗なお花を咲かせたうえに可愛い桃の実を収穫出来るなんて素敵じゃないですか?
僕は、今植わっている桂の木を【桃】に植え替えるつもりです。
では、初心者が家庭で育てるのに適した品種とは何でしょうか?
もくじ
桃のおおかまな種類
果皮に毛がある【普通もも】(もも)
毛のない【ネクタリン】(油桃)
果実がへん平な【バントウ】(蟠桃)
の3つに大別されます。
基本的に栽培されているのは【普通もも】か【ネクタリン】なのでその2つから選ぶことになります。【ネクタリン】の方が酸味が強い品種が多く、加工用にされることも多い様です。
どちらも栽培方法は同じです。
家庭のシンボルツリーに向いた特性
病虫害の被害が多いので、ひどいと収穫皆無になることもあります。なので、害が発生する前に収穫できる品種が良いです。しかし、特性としては、収穫時期が早い品種よりは、時期が遅い品種の方が甘い傾向にあります。
受粉樹が必要ない品種、果樹のほとんどは一本の木で実が成りますが、中には2本以上必要だったり、違う品種で2本以上必要だったり、花粉が少なく、一本で成りにくい品種もあります。家庭で育てるのは一本なので、一本で果実が成りやすい品種が良いですね。
手間がかからない事も重要ですね!
その中でも、味はやっぱり甘い物が良いですね、実が大きいもの、小さいものもありますので、これは好みですがやっぱり家庭菜園では大きい果実が採れたほうが満足度は高いでしょうか。
苗木は小さいものでOK!
なんと言っても桃は、成長が早いことが特徴です。年間に10センチとかしか伸びないとなると、最初から大きな木を選びますが、桃なら2~3年で大きくなりますから、小さな苗木でOKです。
接木苗を選びましょう
家庭菜園に向いたオススメ品種
武井白鳳
接木苗の70センチほどの苗木が届きます。
収穫期 6月上旬~7月上旬(早生種)
果実のサイズ 約220グラム (中型)
甘み (中)早生種では一番甘い
花粉 多い
果肉 白
初心者が育てる家庭菜園の桃では、オススメナンバー1の品種がこちらの武井白鳳になります。比較的甘みの少ない早生種の中でも一番甘く果実も中くらいの大きさで、まさに「桃色」の実がなります。
あかつきに比べて日持ちしないですが、家庭菜園なら収穫してすぐに食べる事が多いでしょうからそこはマイナス要素にカウントしていません。
ボナンザピーチ
40センチ~50センチ程の苗のようです。
収穫期 7月上旬~7月中旬
果実のサイズ 約120グラム ゴルフボール大の小さな実
甘み 不明
花粉 多い
果肉 不明
海外の品種で、矮性台木に植えられていてあまり大きくならない品種です。1.5メートルから2メートルほどまでなので、鉢植えにしたい方や、コンパクトな庭木にしたい方にはオススメですね。
あかつき
70センチほどの2年生苗が届くようです。
収穫期 7月上旬~8月下旬(地方によって差があります)
果実のサイズ 約230グラム 中玉
甘み 強い
花粉 多い
桃の品種別栽培面積も日本一で18%を越えています。それだけに安定した品種で収穫量も多いです。裂果(実が裂ける)ことも少なく、食感も良く人気の品種です。
大玉白鳳
収穫期 8月上旬~8月中旬
果実のサイズ 約300グラム 大玉
甘み 強い
花粉 多い
白鳳という品種もあるようなのですが、なかなか順品種の【白鳳】は見当たりません。その中でも、こちらの大玉白鳳は、シンボルツリーとしてもおすすめされており、良さそうですね。
おすすめNo.1の武井白鳳よりも、収穫が遅い分、玉も大きく甘みも強くなりますので、病虫害と戦う危害があって、手間をかけても良いと思う方には良いかもしれませんね。
上記の4つの品種が家庭菜園には特にオススメです、オススメが多くありすぎると結局どれか分からなくなりますので厳選しました。
すべて、普通ももでネクタリンは載せておりませんが、ネクタリンは酸味があるため、オススメからは外しております。
受粉樹が必要な品種
花粉が少なく、一本では果実が成りにくい品種はいかになります。
白桃
川中島白桃
西野白桃
おかやま夢白桃
浅間白桃
西尾ゴールド
あきぞら
倉方早生
これらの品種は、受粉樹が必要なので、2本以上植える場合は栽培可能ですね。
では、受粉樹(受粉させる側)に適した品種はこちらになります。
桃の受粉樹に適した品種
あかつき
大久保
我が家の桃は!?
大ちゃんファームの名付けとなっているのが我が家の長男ですが、その彼は去年の夏頃は3歳になったばかり、お家に成っているいちごなどを食べることは出来ても、成っている花はもいでいくし水やりと言ったらホースを握りしめてひたすら撒き散らす始末でした。
もうすぐ4歳になる息子は。今年は色んな事を理解して、植えている作物を細かく理解しています。トマト、ナス、ラディッシュ、メロン、ブドウなどなどを認識してちゃんと水やりも出来ます。
ある日、もらってきた小さめの桃を4つペロッとたいらげました、ちょうどその時期に僕は農業大学校で桃の摘果の実習をしましたので「お庭に桃を植えようか?」という話になったのです。
その後、お家に苗が届くと「これは桃?」と聞いてきます。
桃の苗は、今の時期に注文しても届くのはまだまだ先なのでゆっくり選んでいるのですが、やっぱり子供が小さいうちに収穫したいですね。
そういう意味では桃は適しています。品種は、武井白鳳が一番候補でしたが、手間をかけて、大玉白鳳もいいかなと思っています。
品種が決まりましたら、栽培の過程とともに記事を更新していきますので宜しくおねがいします。
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記事をご覧いただきありがとうございます。
毎日の植物のお世話はしておりますが、記事の更新やSNSの更新はなかなか追いつきません。
ご覧になった植物のその後の様子は、インスタグラムに投稿しているものがリアルタイムに近いですが、それでも全ての品種は紹介できていませんので、気になる物はお気軽にお問い合わせ下さい。