農業大学校

【農業大学校講義】農業保険制度

はじめに

本日もリアルタイムでそのまま記事化して更新します。

講義内容はいたずらに公開すべきではありませんので、普遍的でネットなどで検索しても分かる情報を主にして再構成しています。

さ-っと書き込んでいますので、まとまりのない記事になっていることをご了承下さい。

もくじ

農業共済制度

今日の講義は、午前中が2コマに分かれての講義です。

愛媛県農業共済組合の職員の方が先生です。

農業保険制度のあらまし

という資料を使っての勉強です。

農業保険制度になったのは昨年からで、それまでは農業共済制度でした。

JAは農業協同組合。
NOSAIは農業共済組合で。
全くの別の組織、農家の方もほとんど間違えているので、まずはそれを覚えておきましょう。

NOSAIは、金融などは無く保険オンリー!

「農家のための、農作物の保険」

塾生も、NOSAIは誰も知らなかった!!

農業の特徴は

ここからはテキストを使ったのお勉強なので、一部かいつまんで

農業は、土地に結びついた産業なので引っ越しも出来ない。

近年続く災害対策として、平成30年4月より「農業保険法」が施行されました。

農業保険法

収入保険制度というものがあり、それは収入に対して保証がされる。

NOSAIの職員の方は農家としては素人なので、損害の評価は農家の方の目利きを借りて算出する。

世話人さんに助けてもらっている

NOSAIの職員は200名なので出来る作業は限られていて、上記のように農家の方に助けてもらったりして、運営している。

共済事業の変遷と愛媛県の状況

昭和24年頃には260の組合がありました。
昭和46~50年には12組合に合併。
平成6年~9年には6組合に合併。

現在は全て合併し、県下一組合体制になっています。

保険の種類

様々な保険があるが、野菜の保険は無かった。
去年より施行された収入保険だと幅広く対応になる。

平成30年愛媛県の豪雨災害

愛媛県の方、全国の方も知らないことは無いと思いますが、未曾有の災害に襲われました。

それらの写真紹介です。

上記のリンクでもご覧になれます。

それぞれの共済

果樹共済

加入資格

栽培面積が5アール以上となっています。

対象災害

風水害、干害、冷害等すべての気象災害
病虫害、鳥獣害、火災

共済目的の種類、期間

すべての品種が対象ではないので、確認が必要ですね。

また、期間が決まっており、全く実がなっていない時は対象になりません。

木に対する保険もありますが、愛媛県では現在、キウイの木しか対象になっていないようです。

樹体共済

キウイの木の共済なのですが、NOSAIさんにとって赤字らしいです。
年々引受が減っているのは、愛媛県のキウイの木が減っているから・・・

果樹共済の損益

こちらもNOSAIさんからすると大赤字だそうです。

上記2つの保険は大赤字(農家の方の救済には役立っている)で、一般の起業だったら倒産するような保険らしいです。
NOSAIさんの場合は、それだけの被害を国に報告して国からの資金で賄うことが出来る仕組みなっています。
民間の企業にはない強みですね。

水稲の保険

水稲の保険もお話をしてくださったのですが・・・一番古来からある産業なのででしょうか・・・非常に複雑な仕組みになっております。
また、農起業に当たって、お米作りは考えておりませんので割愛致します。

家畜の保険

その他の保険の知名度は低いらしいのですが・・・

家畜農家さんで、共済に入っていない人はいないくらいだそうです!

園芸施設栽培の保険

ビニールハウスだと、骨組みや本体は時価額の8割が保証されますが・・・

ビニール自体は、価値の下がり方が半端じゃないので実用的じゃないようです。

農機具共済

5万円以上の農業用機械

だいたいの農業用機械が入ることが出来ます。

様々な保険の仕組み

その後、保険の支払われる条件のご説明をしてくださります。

火災保険や自動車保険の仕組みと同じでとっても複雑です。

農業の保険を検討される際は、一度お問い合わせをしてみるのが良いですね。

ひめのわ

NOSAIの職員さんが実際に各地の農家さんのお話を聞いて編集している、パンフレットです。

一度ご覧になってください。